常識を折りたため!~OruFunの魅力

2018/10/06

本って読み終わるとどうして良いか分からないよなぁ。
何回も読み返す本って限られてるし、売ってもほとんどお金にはならない。
どうにかしてカッコよく飾れないかなぁ。
そんな時、本のページを折って素敵な作品を作るブックフォールディングを手がける、OruFunに出会いました。

 

  1. OruFunって?
  2. ブックフォールディングの魅力
  3. 世界で戦う男の技術
  4. 技術と信念で日本を変える!?
  5. アーティストD.Hinklayにとって、ブックフォールディングというLIFESTYLEは?

 

OruFunって?

 

まず目を引くのはやっぱり名前!

OruFunって一体何だろう?

尋ねてみると、Orufunというのは「Oru=折る」と「Fun=楽しさ」を合わせて「OruFun」という名前になったそう。

また、撥音としては「オルファン」ではなく「オルフォン(=折る本)」だそう。

細部までしゃれてる名前だ。

仕事としては作品を作るHinkyさんと、それを流通に乗せる青木貴志さんと、分業体制で進められている。

 

そんな2人は大学の同級生!

でも同じ英語学科に所属していただけで、青木さんが学年トップのクラスでHinkyさんが一番下のクラス。

なんでそんな2人が一緒に働くことに?!

尋ねたところ、2人が2人とも、「シンパシーを感じた」「こいつ変態だなと思った笑」と答えた。

 

息ピッタリの2人が共に働くことは運命だったのかもしれない。

 

ブックフォールディングの魅力

 

ブックフォールディングというのは、一言でいえば本のページを折ることで文字やイラストを表現するアート作品だ。

 

D.Hinklay「HOPE」

 

圧倒的に迫力があるし、Hinkyさんの言葉を借りるならば何よりも「cool」だ。

 

ところで、本はそもそも「読まれるため」にある。

じゃあ、読み終えた本はどうなるのだろう?

 

本が好きな人の中には、本を集めるということが好きな人が一定数存在する。

本棚に本が収まっているのがいいのだと、そういう人たちは多いだろう。

 

でもそれ以外の人は?

ただ本棚に入れておくだけで、もう読まれることもなく、埃を被っていってしまうならば、その本を作品にしてしまう。

作品にすることで本は、「読まれる」という役目から「カッコイイ調度品」へと生まれ変わるんだ!

 

これは、本に2回目の人生を与えることじゃないだろうか?

一度読まれただけで用済みとされてしまった本に新たな役目を与える山口さんは、本にとって救世主なのかもしれない。

 

世界で戦う男の技術

 

Hinkyさんは実は、もともと折り紙のアーティストを目指していたそうだ。

日本人ならば誰しもが一度は通る道、折り紙。

でも、年を取るにつれて折り紙は「なんかダサい」と思われるようになってしまう。

 

しかし、折り紙アーティストの1人である神谷哲史さんは、折り紙の作品でエルメスのショウウィンドウを飾ったのだ!

 

「なんとなくばかにされやすい」もので誰もが知る世界を飾って見せた神谷さん。

その姿に憧れ、Hinkyさんは折り紙の道を志したのだ。

 

しかし、

「神谷さんのいるステージまで達することはできなかった。」

と、Hinkyさんは口にする。

だけどブックフォールディングと出会った。

この折り紙で培った技術力というものが、今のHinkyさんを支えていることは間違いない。

 

折り紙の道を登りつめられなかったHinkyさんは、折り紙で培った技術力で今や海外で展覧会を開くまでになってしまった。

 

ちなみにHinkyさんは、ブックフォールディングを始めたきっかけについて、一目見たときに

「クレイジーだが僕でも作れる」

と思ったことだと言っている。

 

何がクレイジーって、Hinkyさんが一番クレイジーだ。笑

 

 

 

技術と信念で日本を変える!?

 

OruFunは、ブックフォールディングについての特許を取得している。

 

他の人たちがブックフォールディングを真似ていることについてどう思うか尋ねてみた。

するとHinkyさんは、「作品を安く売りすぎている」と言った。

 

Hinkyさんはブックフォールディングの制作方法を公開している。

だから、真似されること自体はむしろ歓迎している。だけど、

 

他の人たちは制作のための「時間と労力」に見合った報酬をもらっていない。このままではその人たちが潰れてしまうんじゃないか?

 

そのように心配していた。

 

日本では技術の部分お金を払わない人が多い!

そう口にしたOruFunのお二人は実際に現在、活動の主な拠点を海外に置いている。

しかし、

今後アメリカやヨーロッパなどで人気を得ることによって、その価値を日本でも分かってもらいたい。

価値を分かってもらい、他の人々が作った作品も含めて市場そのものの価値を高めたい

と口にした。

 

Hinkyさんにこの信念がある限り、日本のブックフォールディングの未来は明るいに違いない!

 

アーティストD.Hinklayにとって、ブックフォールディングというLIFESTYLEは?

『アンチテーゼ』

Hinkyさんに代わって、青木さんがその真意を教えてくれた。

 

『アンチテーゼ』とは世の中に中指を立てていくこと。

 

「本を折らない」というような世の中の常識。

 

そういう何故あるのか分からない「よく分からない常識」を打ち破っていくこと。

 

それがHinkyさんにとってのブックフォールディングだ。

 

 

技術力に対する価値観を変えるべく、世の中の常識と戦い続けるOruFunを、STYLEは応援していきます!

 

齋藤 迅 著

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