今泉マユ子 プロフィール画像
『防災食は日常の延長にあるんです』災害が多い日本だからこそ国民の全員が知らなければいけないこと。防災食のスペシャリスト今泉マユ子さんの話を聞いてきました。

2018/10/06

スタイル
早速なんですが、今泉さんのLIFESTYLEを教えてもらってもいいですか?
今泉さん
LIFESTYLEというと、私は回遊魚と呼ばれていまして、常に動き回っていますね(笑)
スタイル
確かに、ご多忙なイメージがあります!
今泉さん
毎日やることは異なるのですが、家にいても常に動きまわっていて、仕事は自分から追いかけるようにしています。追いついて追い越していつの間にか追われているってことが多々あるのですが(笑)
スタイル
追いついて追い越して追われてるっていうのが、今泉さんの性格を表しているのかもしれませんね!
今泉さん
確かにそうなのかもしれませんね(笑)だからこそ、家族が支えてくれているのはとても感謝しています。
スタイル
防災の観点から今泉さんは、ご家族に対してどのようなことを気をつけて欲しいとお考えですか?
今泉さん
それは、自分の身を守る術を伝えないといけないなと思っています。
東日本大震災の時の経験から「こどもを守りたい」から「自分の身を守れるこどもになってもらいたい」と思うようになりました。これに関しては家族だけではなく、皆さんにお伝えしたいことですね。
スタイル
身を守る術に関して深くお聞きしたいのですが、今泉さんの現在の活動を通して感じたことや気づいたことはございますか?
今泉さん
私は管理栄養士、防災士、災害食専門員として、日頃の備えや命を守る方法について皆さまにお伝えしています。また災害のときには知識も大切ですが、その場の危険に応じて行動できる対応力も必要になるということです。
スタイル
対応力をつけるにはどうすれば良いのですか?
今泉さん
ん〜。それは体験、経験をしておくことですね。家族や友人と防災について話をする、災害食を食べてみる、携帯トイレを使ってみる、防災館に行ってみる、地域の防災訓練に参加する、などたくさん経験することで、とっさの時に命を守れる「防災力」が身につきます。知識と体験で、どんなときも生きぬける力を身に付けてもらえたら、嬉しいです。

防災は特別なものではじゃなく、日常の延長にあるもの

スタイル
僕は、まだ防災食の備蓄をしていないのですが、僕のような人に対して備蓄しておいた方がいいものなどがあれば教えて下さい!
今泉さん
そうですね。1つ質問なのですが、乾パンって好きですか?
スタイル
ん〜。好き…?。嫌いでは無いですけど決して好きでは無いです。
今泉さん
そうですよね。ほとんどの人が同じような気持ちを抱えているにも関わらず、なんとなくで乾パンなどを備蓄して賞味期限直前に慌てて蓋を開けたり賞味期限を切らすことすらあります。
スタイル
確かに、祖母の家でそのような光景を目にしたことがあります。でも、実際どのようなものをどのように備蓄すれば良いのですか?
今泉さん
それは普段食べているもの、自分や家族の好きな食べ物や食べ慣れた味のものを備蓄するということをオススメします。
そして、その備蓄方法に関してですが、ローリングストックという備蓄方法が最適です。
スタイル
え?
普段食べるものというのは想像できるのですがローリングストック?というものが初耳だったので教えていただけますか?
今泉さん
ローリングストックというのは回転備蓄とも呼ばれ、普段から常温保存可能な食材や加工品を少し多めに買い、日常生活で使い、使った分だけ新しく買い足していくことで常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法のことです!
スタイル
確かに、その方法なら乾パンの時のように賞味期限を気にしたり普段から好きで食べているものを蓄えられるので気持ち的にも余裕ができそうです!
今泉さん
そうなんです。そういう意味では、防災というものは日常の延長にあるんです。

私たちは、分かっているようで実際には知らないことがある

スタイル
ローリングストック法の他に、試した方が良いものは何かありますか?
今泉さん
日常的にできることとして『停電ごっこ』『断水ごっこ』をやってみて欲しいです。
スタイル
停電・断水ごっこ?
今泉さん
そうです!停電や断水になると普段の生活ができなくなります。試しに電気や水道が使えない生活を体験すると何を用意すればいいか分かります。例えば災害時と仮定して、部屋の電気を真っ暗の状態にします。その状態から、バッグや懐中電灯を探すんです。
スタイル
意外と難しそうですね。
今泉さん
実際にやってみてほしいですね!
実際にやってみると分かるのですが、仮に懐中電灯が見つかった後でもスイッチのある位置やつけ方がわからなかったりして結構難しいですよ。
私達が日常でどれだけ視覚に頼ってるかよくわかります。
スタイル
確かに、突然部屋が真っ暗になった状態で普段使ってるバックですら見つけるのは難しそうです。
今度、やってみます!
今泉さん
是非やってみてください!

災害が起きてからできる事は限りがありますが、今できる事はたくさんあります。私たちはわかっているようで、知らない部分が多いので災害が起きる前に体験しておくのは重要な事だと思います。
スタイル
確かに、災害大国である日本にいるにも関わらずあまりにも平和ボケしてしまっているのかもしれません。

その時の最善を尽くす

スタイル
防災だけでなくSTYLEを読んでいる方に向けて伝えたいことはありますか?
今泉さん
そうですね。私は「その時の最善を尽くす」「今やるべきことをやる」ということを大切にしてきました。 休むことが必要だと思えば休む。など、とにかく自分で考えるという事が大事で、 やって後悔したって良いと思うのです。 自分にとって最善を尽くした結果を受け止めることも大切だと思います。
スタイル
それは、今泉さんご自身でそのような体験があったということですか?
今泉さん
はい。私はすべてのご縁を大切にして、今やるべきことを全力でやってきました。子供たちにも、人に感謝し、感謝される人間に育ってほしいと思っています。困っている人がいたら「何か自分にお手伝いできる事はありますか?」と自然に言えるようになって欲しいです。
スタイル
確かに、人に感謝されることをするというのは様々な事柄の大前提かもしれませんよね。
今泉さん
そうですね!その為には自分らしくいて。人と比べることをやめる。自分と違う考えも受け入れるという心構えが大切だと思います。

今泉さんにとって、防災(防災食)というLIFESTYLEは?

使命

私は日ごろ備えの大切さをお伝えしていますが、防災で一番大事なのは命を守ること。 
 
災害は思いがけない出来事の連続です。普段から様々な想像や体験をすることが、自分を守る力につながり、身を守ることができて、初めて食べ物や日用品の備えが活きてきます。 
 
備える事をきっかけに防災について考えて欲しいと思っています。 
 
 
そう語った今泉さん。 
 
そんな、みんなのことを考え防災の知識を普及する今泉マユ子さんをSTYLEは応援していきます!
 

押田はるか 著

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